砂かぶりの夜

大相撲☆ブログ、砂かぶりの夜 大相撲が「大相撲」と呼ぶにふさわしかった時代の感動の記憶と、大相撲の本場所の結果、そしてタイヘイの紙相撲解説

豊響は上位にいるべき力士です
日本人力士7人のサムライ、その中で4場所連続負け越しと、厳しい状況
なのが豊響です。体調も万全ではないと思われますが、夏場所は踏ん張っ
てほしいところです。

押し相撲の力士の中で引き技をめったに見せない豊響は、最近では珍しい
力士。真摯な土俵態度も含めて、人気が出て当然の相撲内容は、個性派と
して幕内上位で活躍していてもらいたい力士の筆頭です。

仕切り線から下がっての、思い切りの良いぶちかましが十八番ですが、
力が入りすぎて、相手に圧力が充分に伝わっていないと感じるときが
あります。

また、ここ数場所は似たような負け方が多いのも気になります。ノド輪
で攻め込みながら、そこを堪えられてからの横からや下からの反撃に
あっての逆転負けが多いようです。

そのノド輪は強烈ですが、あと一歩の詰めという段階で腰が伸び、足も
爪先立ちという状態が多く見られます。ぶちかまし同様、せっかくの圧力
が伝わり切れていない相撲も多くなっています。

"平成の猛牛" のキャッチフレーズは格好良いのですが、当たって一気に
持っていく意識が強過ぎるのではないでしょうか。

豊響の動きを見ていると相手にもよりますが、一気に持っていこうとする
よりも、じわじわとモコモコと押してほしいと思うことがあります。ノド輪は
よく出しますが、左ハズと右おっつけで泥臭く相手を追い詰める相撲は
あまり見ません。

猛牛的な派手さはなくとも、"平成版、土の匂いのする力士"的な、下から
下からと一歩一歩押し込む相撲、豊響の体でモコモコと来られたら、相手
は嫌がるでしょう。

また、引きは少ないけれど、いなしも少ないのは、押し相撲として物足り
ない部分です。いなしは必要です。いなしが少ないのは、攻めが相手の
上体が中心になっているのも一因ではないでしょうか。

突っ張りと叩きが多い土俵で、豊響は本当に貴重な存在です。その素質から
も、幕尻当たりでうろうろする力士ではありません。

ベストの体調で、常に横綱・大関と当たる位置にいてほしい、豊響は
そんな力士です。
Posted by タイヘイ
豊響の特集記事 / 01:49 / comments(0) / -
平成の猛牛と昭和の猛牛
大相撲初場所が迫ってきました。

安馬・琴奨菊・稀勢の里・豊ノ島・豪栄道と、若手力士が先場所揃って
勝ち越し、全員が上位に挑む場所となります。

そんな中で、先場所7勝4敗から4連敗し無念の負け越しをした力士が
います。平成の猛牛、豊響です。最近では珍しい押し一筋の力士として
期待されています。

期待される理由は明快です。

近年の力士は圧倒的に突きの力士が多く、それも叩きと引きがセットで
ついてきます。体が密着する押し相撲ならば、いなしはあっても相手との
距離がないため叩きこみや引き落としで、あっさりと勝負が決まることも
少なく、熱戦が期待出来ます。

実際に豊響は熱戦をしばしば見せてくれます。

さて昭和の猛牛、昨年亡くなられた元横綱琴桜の相撲はどうだったか。

琴桜も強烈なぶちかましとノド輪で恐れられた力士でした。ノド輪の時の
必死の形相は、豊響とイメージがダブります。

ひとつ違うのは、琴桜は元は投げ中心の力士で、そのためのケガが多く、
それで押しに徹したという経緯がありました。上位に行くほどに、押し込んで
からの豪快な投げや吊りも生かされるようになりました。

もちろん琴桜は横綱にまでなった力士ですから、単純な比較は出来ません
し、豊響に四つでも強くなってほしいとは望みませんが。

ただ体の面は比較しても良いと思います。

上半身は琴桜と豊響は似ていますが、下半身が似ていません。琴桜は
腰から大腿部、ヒザから足首へと締まるべきところが締まり、がっちりした
下半身はメリハリのある肉の付き方をしていました。

豊響の下半身が、琴桜のようなメリハリが付けば、押し相撲にさらに
鋭さが増すでしょう。

同年代のライバルがひしめく平成20年の土俵に、強烈なぶちかましの
音を響かせてほしいものです。
(豊響の響きとかけてます)
Posted by タイヘイ
豊響の特集記事 / 14:55 / comments(0) / -
平成の猛牛、豊響
九州場所、惜しくも負け越した豊響。
それも7勝4敗からの4連敗、10日目に若ノ鵬を土俵下まで
吹っ飛ばしたときには、二ケタ勝利も期待させる勢いでした。

4連敗の相手は露鵬・北勝力・出島と、立合いに駆け引きのある
力士と、千秋楽は2段モーション的な立合いの琴奨菊。

まったく豊響本来の当たりが出来ないままの4連敗。
一本気な雰囲気のある力士だけに、術中にはまったという感じが
します。悪く言えば、正直者的な雰囲気ですけど。

豊響の、ぶちかましからの一気の押しというスタイルは最近では
珍しいものです。突きを繰り出す力士は結構います。

しかし突き落とし狙いの突きを得意とする力士が多く、そういう
意味では、豊響は魅力的な力士です。

しかし気になるのは、入門以来体重が減ったことがないという
あのりっぱな体です。184センチの身長に175キロの体重は
果たしてベスト体重なのか?

重いか重くないかというのは、自分の体を完璧に自分でコントロール
出来ているかどうかで判断するべきでしょう。

豊響は時々指摘されるように、得意のノド輪が ”アゴ輪”になって
しまうことがあります。この辺の細かい動きに鋭さが欲しいところ
で、それが体重と関係しているような気がします。

これは、あくまでもファンとしての勝手な見方ですが、もう一絞り、
体を絞ったら、切れ味鋭い押し相撲が取れそうに思えるのですが。

豊響には土の匂いがする、そんなイメージがあります。土俵の砂を
背中にべっとりとつけながら強くなった、そんな匂いです。

昭和の猛牛琴櫻とは、ノド輪のときの形相がよく似ています。
ぶちかましキングと呼ばれた琴櫻も、若手時代は立合いに迷いが
ありました。豊響もこれからです。

いよいよ土俵に帰ってくる朝青龍に、豊響の100%のぶちかましを
受けさせたい、今の力士の中で朝青龍に最も当てたい若手力士の1人、
早く相撲が見てみたい力士の1人が豊響です。

九州での負け越しで、若手力士の中で少し出遅れた感のある豊響です
が、現在の大相撲では貴重な、オンリーワンの相撲を取れる力士です。
平成20年の飛躍に期待します。 
Posted by タイヘイ
豊響の特集記事 / 23:50 / comments(1) / -


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