砂かぶりの夜

大相撲☆ブログ、砂かぶりの夜 大相撲が「大相撲」と呼ぶにふさわしかった時代の感動の記憶と、大相撲の本場所の結果、そしてタイヘイの紙相撲解説

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豪栄道の相撲と "ちりとてちん"
春場所も終了して、さて1発目のブログは何を書こうかと考えて、またも豪栄道
となりました。

豪栄道については度々ブログに登場していて、しつこいと思う方もいるで
しょうが、どうしても書きたいので・・・、書きます。

それは本来右四つの豪栄道が、左四つになったときの右上手を取る位置
と取った後の寄り身の良さです。腰の寄せ方も自然で、流れがあります。
それは稽古で積み上げて、身に付けた動きだと感じられます。

対する左上手。脇ミツが良いとか、前ミツが良いとか言う前に、何かぎこち
なさが感じられます。頭で考えてから動いている、との印象です。左四つの
攻めの流れのスムーズさと比較して、よけいに考えながら攻めているように
見えるのです。

かつて土俵の鬼、初代若乃花は得意技について、こう述べています。
「得意技はこんなことをやってやろうと、頭で考えて出来るものではない。
 稽古を真面目にやっていくうちに、無意識に身に付くものが本当の得意技
 なのだ」

NHKの "ちりとてちん" でも似たような台詞がありました。
「色々な経験が塗り重ねられて、その人の本当の味になる」

こうやれば上位に通じるだろう、こうやれば勝ちにつながるだろうと頭が
先になっていないかと心配です。前ミツにケチをつける気は、あまりあり
ません。それが完全に自分のものとなり、頭より先に体が動くようになって
ほしいということ。

厳しくなるのは、豪栄道には貴乃花のように四つ相撲を究めてほしい存在
だからです。

頭が先、というとこれは皮肉になりますが、前ミツ狙いの立合いが完全に
頭が先になっています。あれでは強い引き技を持つヨーロッパ出身力士に
狙われる、と思っていましたが、見事にやられました。

頭がある程度下がっても、上目遣いで相手を睨みつければ、そうは引かれ
ないはずです。上目遣いで睨みつければ、表情も勝負師らしく厳しくなる
でしょう。

左四つの豪栄道を見ていて想起するのは、やはり本来右四つでありながら、
左四つでもまったく遜色なかった横綱玉の海と貴乃花です。大相撲史上に
残る、稀代の四つ相撲の神髄を想起するほど、豪栄道の潜在能力は高いと
思っています。

だから厳しく書きたくなります。豪栄道の右四つ左上手からは "ちりとてちん"
が、まだ感じられない、と。
Posted by タイヘイ
豪栄道の特集記事 / 00:51 / comments(1) / -

COMMENT
> はじめまして。豪栄道のことをきっかけに以前からこのブログでの深い話に感嘆して楽しませていただいてます。
今場所感じた歯がゆさは正確には昨年の九州場所から少しずつ出てきていたように思います。思えば今場所の彼は誰かと戦うというより、自らの心の中との戦いだったような気がします。
「考えるのではない、感じろ。」という言葉を思うんですが、考えてると視野が狭くなってしまう。勘を研ぎ澄まし体が瞬時に反応することが視野を広くするためにも大事なんでしょうね。
| | 2008/03/25 11:15 PM |










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